あるとき、スペイン語クラスで「蝶=mariposa(マリポサ)」という単語を習った。

mariposa…なんだか素敵な響きだなと思って、そのとき先生がすすめてくれた小説『蝶の舌』を早速amazonでポチって読んで涙したりもした、そんなあるとき。「名詞のあとにearをつけると動詞になる」ということを思いだし、「蝶が動詞になるって、どんな意味なんだろう」と想像。「ふわふわ飛ぶ」「うきうきする」みたいな感じかなーと思って、辞書を引いてみたところ…。

mariposear(1)よく気が変わる;[男が]浮気(移り気)である (2)しつこく付きまとう (『現代スペイン語辞典』より)

だそうで、がびん。まあたしかに、おいしい蜜を求めて花から花へと飛び移りゆく姿は、まさに浮気がちな男性のように思えるわね。なるほど納得。

ところで「名詞の動詞化」って面白い。ひとつ単語を覚えれば、もうひとつ覚えられる、的な。たとえば、

teléfono(テレフォノ) とは…ご想像通り、「電話」という意味。これを動詞化すると…

telefonear 電話する / 電話で知らせる

agujero(アグヘロ)は、穴、破れ目、[正当化できない]欠損 という意味で、動詞化すると…

agujerear ~に穴をあける ~se 穴があく

となる。一粒で二度おいしい的な、スペイン語の話でした。